2017年6月25日日曜日

セミナーや講演会で思うこと

セミナーや講演会で思うこと

 セミナーや講演会で講師として話すとき、いつも思っていること、伝えていることです。

■開始時間になっても受講者が全員来ていないとき、開始時間を遅らせる方がいますが、それは違うと思います。時間通りに来ている人よりも遅れてくる人に時間を合わせる必要はありません。よって、いつも時間通りにスタートします。

■初めから聞く態度無し、初めから寝る、このような人は勝手に寝てくださいと言います。会社の貴重な時間を使っているのに、その価値がわからない人に伝えることはありません。できれば会場の外で寝てほしいものです。

■しかし、聞く気満々で来たのに眠らせてしまうのは講師の責任です。小さな声でぼそぼそとしゃべり、受講者の顔を見ない、資料だけ読んでいるなどなど、これは受講者の貴重な時間を奪う失礼な講師です。講師を受けたのならば考えるべきことです。

■講師ができることは伝えること、気が付いてもらうことだけです。その気づきから考え、行動するのは受講者です。そのことを伝えるようにしています。

■受講者の多くは学生時代の勉強経験から、資料に線を引き、講師の言葉をメモして覚えようとします。大切なことは覚えてテストで良い点をとることではありません。今行っている実務と照らし合わせ、差異はないか、あるならどのように改善するかを早急に考え行動することです。とも伝えます。

■資料を見やすく分かりやすくは当然ですが、受講者が完全に理解できない一つにイメージできていないことがあります。講師の言葉は日本語なので分かります。しかしその言葉の意味がイメージできていないとすぐに忘れます。よって、分かりやすい資料、わかりやすい言葉、そしてイメージを伝えることが大切です。

■セミナーや講演会のポイントをはじめに伝える。そして全体像をイメージしてもらいます。

■大切な部分は「ここが大切!」と伝え、繰り返し繰り返し説明します。

■一方的に本を読むように話すのではなく、受講者と会話をするように話す。自分(講師)が思っていることを伝え、受講者はどう思っているのかを考えてもらいます。

■受講者の時間感覚を狂わせる。あっという間に時間が過ぎたと思ってもらえるような内容と話し方を考えることも大切です。

まだまだたくさんなりますが、こんなことを取りまとめ中です。そして「構造塾」特別編として伝え方講座を開催したいと思います。

四号特例廃止ではなく・・・

「四号特例廃止」というと、実はとても範囲が広く廃止されると面倒だと思われる(基準法を良く理解した建築士限定かも)。

でも、考えていることは四号建築物の「構造規定の図書省略廃止」なんだということを整理できた。

これからは、四号特例廃止ではなく、
「四号建築物の構造規定図書省略廃止」を明確に訴えていくことにしようと思います。


これに関しては、実際に壁量計算、四分割法、N値計算を行っている設計者も多いので、四号特例廃止という大枠よりも抵抗感がないのかもしれません。

2017年5月31日水曜日

6月の予定

6月の予定です。

 関係者の皆様、いつもながら日程確認お願いします。
「構造塾」参加希望の方は、お試し参加可能です。連絡をください。

6月 1日(木)モック「構造塾」一日集中演習講座(越谷市)...
6月 6日(火)「構造塾」東北(盛岡市)
6月 7日(水)住まいの構造改革推進協議会「構造塾」
      (東京都)
6月 8日(木)ウッディーワールドのざき「構造塾」プレ
      (岡山市)
6月10日(土)森大建地産ユーザーセミナー(津市)
6月11日(日)第一建設セミナー(伊豆の国市)
6月13日(火)パナソニック研修(名古屋市)
6月14日(水)「地盤構造塾」(東京都)
6月15日(木)「構造塾」北陸(富山市)
6月16日(金)「構造塾」ながの(松本市)
6月19日(月)パナソニック研修(浜松市)
6月20日(火)タマホーム研修(大阪市)
6月21日(水)Keypoint版「構造塾」セミナー(恵那市)
6月22日(木)「構造塾」新潟(新潟市)
6月26日(月)パナソニック研修(宇都宮市)
6月27日(火)「構造塾」群馬(前橋市)

「構造塾」お試し参加希望

メール:info@kouzou-cram
TEL:025-228-0088(構造塾担当:佐久間)
または、Facebookメッセージまで

2017年5月29日月曜日

新耐震基準の木造住宅の耐震性能検証法

国交省より「新耐震基準の木造住宅の耐震性能検証法」が発表されました。
http://www.mlit.go.jp/report/press/house05_hh_000662.html

今までの耐震診断基準は「2012年改訂版木造住宅の耐震診断と補強設計」で、主に昭和56年6月の基準法改正前の物件を対象にしていました。

昭和56年6月に基準法が改正され、「新耐震基準」となり、木造住宅の耐震性能は向上したため、耐震診断上は新耐震基準の木造住宅は耐震性能があるものと考えられていました。
ところが熊本地震で新耐震基準の木造住宅が被害を受けている状況を鑑み、今回の検証法が策定されたようです。

簡単にまとめると、
①新耐震基準である昭和56年6月~平成12年5月までの木造住宅の耐震性能を検証する方法ができた
(平成12年6月以降の木造住宅は最新規準で耐震性能が高いと考えられている)
②今までの耐震診断基準よりも簡易的な方法としている
③検証方法その1「所有者等による検証」
 住宅所有者等(施主など)が簡易的な4項目のチェックによる耐震性能の有無を確認する
④耐震性能が不足となれば専門家による耐震診断を行う
⑤専門化による耐震診断は現場確認なしで図面や写真による一般診断法でOK
こんな感じです。

ある意味、新耐震基準の木造住宅用の耐震診断検証方法ができたということは画期的なことです。
手法は賛否あるでようが・・。

2017年5月3日水曜日

第三者検査について

第三者検査について

建築の施工時に第三者検査を受けることがあります。
瑕疵保険の検査も第三者検査です。

第三者の検査員に現場の状況を検査してもらう、こんな安心ありません。...
って、思っていませんか?


検査内容をよーく確認してみてください。

例えば基礎の配筋検査、第三者検査は建築基準法の適合、構造安全性の確認、瑕疵保険であれば設計施工基準の適合を「検査合格」としているわけではありません。

あくまでも、設計者からもらった基礎の図面と現場との「整合確認」に対して、整合チェックをしているだけです。

 図面通り現場ができていれば「検査合格」なのです。

よって、設計者が構造計算もせず、基礎のスパン表も使わず、経験と勘(構造計算経験のない人に経験の勘もありませんが)で描いた基礎の図面は建築基準法に適合していなくても、構造安全性の確保ができていなくても、瑕疵保険の設計施工基準に適合していなくても、第三者検査は「合格」します。

また、第三者検査合格により、第三者検査員に設計責任が行くわけではありません。

 第三者検査が設計責任を取ってはくれません。

第三者検査の意味を理解してください。

「構造塾」全国各地でスタートします!

「構造塾」講座が各地でスタートします。

5月10日(水)「構造塾」広島
5月11日(木)「構造塾」九州(福岡市)
5月17日(水)「構造塾」東京
5月18日(木)「構造塾」名古屋...
5月22日(月)「地盤構造塾」大阪
            「構造塾」大阪
5月23日(火)「構造塾」四国
5月24日(水)「構造塾」新潟
5月26日(金)「構造塾」北海道


さらに、会場追加のお知らせです。
「構造塾」群馬を6月27日よりスタートします。

7月には、岡山県・香川県で会場追加予定です。
静岡県も検討中です。

こんなに会場を増やしてスケジュールが大丈夫か不安はありますが、とにかく全国各地で構造塾を開催します。

皆様のご参加お待ちしております。

2017年4月3日月曜日

四号特例廃止について

四号特例廃止は、僕にとって、構造塾にとっての最大のミッションだと勝手に思っています。

・四号特例は廃止しなくても設計者が耐震性能の高い木造住宅を設計すればいいだけのこと
・熊本地震のように震度7の繰り返し地震には耐震等級3が必要で、...
 四号特例を廃止して仕様規定を順守したって足りない


などなど、ごもっともな正論をよく言われます。

 残念ながら造木住宅業界は、その正論通りに考え、責任感を持ち、本当にお客様のことを考えた設計や施工はできていません。

 今後もできそうにありません。

だからこそ、四号特例を廃止して「義務化」により強制的に耐震性能を高めなければ、木造住宅の地震倒壊被害はなくなることはありません。

・そんな設計者、そんな会社は「いずれ淘汰される!」

働き始めた二十数年前からそれは聞いていました。
しかし、そんな設計者も、そんな会社も淘汰されず生き続けています。
仮に淘汰されたとしても、淘汰されるまでの「いずれ」の間にも耐震性能の不明確な木造住宅を造り続けることになります。

建築基準法を改正するには色々なシガラミや損得がありすぎて、それらが家を建てる方々の命よりも優先されているように感じます。

そうであれば、もう少し小さな範囲で改革ができるのではと思っています。ここ最近数名の方より同じようなヒントを頂きました

例えば「都道府県条例」で確認申請時に四号建築物仕様規定の検討を添付義務化する。

 実質、四号特例廃止です。

すでに実施しているところがいくつかあり、設計者はしっかりと対応しています。
これかもしれない!と、思っているところです。

一体何から手を付けて良いのかわかりませんが・・、
希望が少し見えてきたようにも感じています・・。